「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション」は、大人気漫画「僕のヒーローアカデミア」の劇場版第3作目として2021年8月6日に公開された作品です。原作者の堀越耕平先生が総監修・キャラクター原案を務め、TVアニメシリーズと同じスタッフ陣が制作を担当しています。
本作は、世界中の"個性"保持者の殲滅を目論む謎の集団・ヒューマライズから世界を救うため、全世界からヒーローが集結するという壮大なストーリーが展開されます。主人公デクたちが、プロヒーローとして成長していく姿を描きつつ、世界規模の危機に立ち向かう姿が描かれています。
物語は、世代を経るごとに深く混ざりあった"個性"が人類史を終焉に導くとする思想≪個性終末論≫を掲げる謎の集団・ヒューマライズの出現から始まります。彼らは"個性"を「病」と称し、世界中の"個性"保持者の殲滅を目論んでいます。
ヒューマライズは世界各国に、"個性"を強制的に暴走させ崩壊に導く爆弾<個性因子誘発爆弾(イディオトリガーボム)>を仕掛けます。この危機から人々を救うため、全世界のプロヒーローと、雄英高校ヒーロー科の生徒たちが立ち上がります。
デク、爆豪、轟の3人は、世界規模の作戦に参加するため、遠く離れた国<オセオン>へと向かいます。そこで彼らは、予期せぬ事態に巻き込まれ、世界の命運を左右する大きな任務に挑むことになるのです。
本作では、劇場版オリジナルの新キャラクターが多数登場します。その中でも特に注目すべきは、主人公デクと行動を共にすることになる少年・ロディです。
ロディは、"個性"を持たない少年として描かれており、デクの過去と重なる部分があります。彼の存在は、デクの成長を映し出す鏡としての役割を果たしています。
また、敵役として登場するフレクトターンは、強力な"個性"を持つ危険な存在として描かれています。彼の目的や背景は、物語の展開に大きく関わってきます。
これらの新キャラクターの登場により、原作やTVアニメシリーズとは異なる新鮮な展開が楽しめるのも本作の魅力の一つです。
本作の見どころは以下の点にあります:
特に、デクたちが身に着ける新コスチューム"ステルススーツ"は、原作者の堀越先生が描き下ろしたもので、ファンにとっては見逃せないポイントとなっています。
また、世界中のヒーローが集結するという設定により、日本以外の国々のヒーロー達の姿も描かれており、「僕のヒーローアカデミア」の世界観がさらに広がっています。
本作の制作にあたっては、原作者の堀越耕平先生が総監修・キャラクター原案を務めており、原作の世界観を大切にしつつ、劇場版ならではの壮大なスケールを実現しています。
特筆すべきは、海外ロケハンを行い、実在の街並みを参考にしながら作品世界を構築していった点です。これにより、より現実味のある世界観が表現されています。
アニメーション制作においては、最新の技術を駆使し、キャラクターの動きや表情、背景の細部にまでこだわりが感じられます。特に、ラストバトルシーンでは、これまでの「ヒロアカ」シリーズの中でも最高峰のアクションが展開されています。
本作の音楽は、TVアニメシリーズでも担当している林ゆうきが手掛けています。世界規模の物語にふさわしい壮大なサウンドトラックが、作品の雰囲気を盛り上げています。
主題歌「僕のヒーロー」は、人気ロックバンドのASIAN KUNG-FU GENERATIONが担当。彼らの力強い楽曲が、作品のテーマである「ヒーロー」の精神を見事に表現しています。
声優陣も、TVアニメシリーズでおなじみのキャストが続投。山下大輝(緑谷出久役)、岡本信彦(爆豪勝己役)、梶裕貴(轟焦凍役)をはじめとする実力派声優陣が、キャラクターたちに命を吹き込んでいます。
新キャラクター・ロディ役には、若手実力派の古川慎が起用され、デクとの絆を見事に演じきっています。
ヒロアカ ワールドヒーローズミッションの音楽制作についての詳細は以下のリンクで確認できます:
ヒロアカ劇場版第3弾、主題歌はアジカンの新曲「僕のヒーロー」
このリンクでは、主題歌や音楽制作に関する詳細な情報が掲載されています。
以上が「ヒロアカ ワールドヒーローズミッション」の概要と見どころです。原作ファンはもちろん、初めて「ヒロアカ」の世界に触れる方にも楽しんでいただける作品となっています。世界規模の危機に立ち向かうヒーローたちの姿を、ぜひスクリーンでお楽しみください。